「キレイ」をもっと引き立てるには、顔のメリハリが重要であることを知っていますか?
今回は、顔にメリハリをつけるメイクの鍵やメイクを時短するための美容医療について、湘南美容皮フ科の光井 先生とメイクアップアーティストの仲 静子さんに教えていただきます。
監修・取材協力:
光井 愛 先生(湘南美容皮フ科 福岡天神院 院長)
仲 静子 さん(atelier haruka 博多アミュプラザ店 店長)
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「キレイ」をもっと引き立てるには、顔のメリハリが重要であることを知っていますか?
今回は、顔にメリハリをつけるメイクの鍵やメイクを時短するための美容医療について、湘南美容皮フ科の光井 先生とメイクアップアーティストの仲 静子さんに教えていただきます。
監修・取材協力:
光井 愛 先生(湘南美容皮フ科 福岡天神院 院長)
仲 静子 さん(atelier haruka 博多アミュプラザ店 店長)
湘南美容皮フ科 福岡天神院・院長 光井 愛 先生
仲さん:メイクにおいても、顔にメリハリをつけることは、最も大切なポイントといっても過言ではありません。メリハリがあることで顔に立体感が生まれ、引き締まって見えます。
また、光が当たったときに光と影のコントラストがはっきりするので、顔を小さく見せる効果もあります。(2) 「メリハリがなく、顔がのっぺりして見える」と悩まれているお客さまにも、そのようにお伝えすると、納得されますね。
atelier haruka 博多アミュプラザ店 店長 仲 静子 さん
光井先生:顔がのっぺりして見えるのは、「オージーカーブ」と呼ばれるラインが失われていることの影響もあると考えられます。オージーカーブとは、額から頬にかけての曲線のことです。頬が丸みのある曲線を描いていると、美人顔に見えるといわれています。(1),(3)
※イメージ
文献(1),(3)を参考に作成
光井先生:特に、アジア人は頬の中央部が平らであったり、くぼんでいたりすることが多いです。(4) そのため、頬の部分に高さを出すことをよく提案します。
骨格によっては頬骨の張り出しが気になる方もいますが、その場合は「こめかみ」や「頬骨の下のくぼみ」のボリュームを補うことで、輪郭全体のバランスを整えます。(1)
※イメージ
文献(1)を参考に作成
仲さん:メイクでは直接ボリュームを補うことができないため、「鼻筋」や「おでこ」に光を集めて高く見せたり、「フェイスライン」に影を入れてシャープに見せたりと、工夫してメリハリを出しています。
ただ、メリハリを出すことだけに気をとられてしまうと、やりすぎ感が出てしまいます。ポイントとなるパーツを強調するのも大切ですが、眉や目の形なども含め、顔全体のトータルバランスを見てメイクをすることを心掛けています。
メリハリのついた、立体感のある顔立ちになるにはどうすればよいのでしょうか?
引き続き光井先生と仲さんに、メイクと美容医療、両方の観点からお話を伺います。
仲さん:メイクで立体感を出す工夫は、まずベースメイクの段階から始まっています。ファンデーションを顔の中心は厚めに、外側に向かって薄く塗るのが基本です。
ベースメイクのみを整えた状態。ファンデーションは顔の中央部分に厚みを持たせて、アイメイクなどのポイントがない状態でも、立体感が出るよう工夫している。
仲さん:続いてポイントとなるのが、ハイライトとシェーディングです。ハイライトには光を集める役割が、シェーディングには影をつけて引き締まったように見せる役割があります。
以前はどちらもパウダー状のものをブラシにとって、肌の表面にのせるという方法をとっていましたが、最近はパウダーよりも、肌なじみがよく自然な仕上がりになるクリームや練りタイプのものが多く登場していて、そちらがおすすめですね。
ハイライトは、額や鼻筋、鼻先、頬の高い位置、あご先など、光を集めて高く見せたい部分にポイントで置きます。ポイントメイクを済ませた後、バランスを見て調整するのがおすすめだそう。
シェーディングは、フェイスラインに影を入れることで、顔を引き締めます。頬骨の下あたりに、まずはまっすぐ線を入れるようにのせ、続けてフェイスラインと首筋にかけてシェーディングを行います。スポンジで優しくたたき込むようにぼかすと、自然な影が生まれます。
写真左側がハイライト、シェーディングを入れたメイク。右側がそれらを入れていないメイク。立体感の違いが感じられます。
光井先生:仲さんがおっしゃった、メイクでハイライトを入れる位置と、私たちがヒアルロン酸を注入する位置は多くが共通しています。(1)
たとえば、ハイライトを入れる頬、おでこ、あご先。これらはまさに、加齢でボリュームが失われやすい部分であり、ヒアルロン酸で補うことが多いポイントです。(1) つまり、メイクも美容医療も「骨格に沿って、足りない部分を補い、光と影をコントロールする」という考え方は同じなんです。
仲さん:私たちメイクアップアーティストが感覚的に「ここに光を集めたい」と感じる場所が、先生がおっしゃるように医学的に見てもボリュームが失われやすい場所だというのは興味深いですね。
メイクで理想の立体感を目指すことと、美容医療で若々しい構造を取り戻すことは、アプローチは違えど目指すゴールは同じなのだと改めて感じました。
仲さん:これまでのお話を踏まえると、美容医療を受けると、日々のメイクもラクになるのでしょうか?
光井先生:はい、日々のメイクにも有効だと思います。例えば、コンシーラーで一生懸命隠しているクマも、原因となっている目の下のボリュームロスをヒアルロン酸で補うと、光が当たって影が目立ちにくくなり、(1),(5),(6) コンシーラーの使用量が減るかもしれません。
文献(5),(6)を参考に作成
仲さん:クマについては、私もメイクをする際に、よく相談されます。でも、ヒアルロン酸は「ボリュームを出す」というイメージがあったので、減った部分を補うというのは少し意外でした。
光井先生:皆さんが思うヒアルロン酸のイメージは「ボリュームアップ」や「膨らませる」といったものかもしれませんね。唇へのヒアルロン酸注入治療などはまさにそれで、唇が薄いことなどを気にして、普段から唇を大きく描くリップメイクをしている方は、ヒアルロン酸で唇のボリュームを補うことでカバーできます。(1),(7)
光井先生:しかし、ヒアルロン酸注入治療には、加齢で萎縮してしまった骨や失われた組織を「補う」役割があり、本来の若々しいバランスを目指すことが可能です。(1) 実は唇も加齢と共に薄くなっていく部位です。ほかの治療に比べて短いダウンタイム※1 で顔の土台を整えられるので、メイクの時短をしたい方の選択肢の一つにもなり得ると思います。
※1:施術後から回復までの期間のことで、施術前の生活を取り戻せるまでの期間
仲さん:メイクだけでも立体感はつくれますが、先生のおっしゃる通り、ベースが整っているほうがより手間なく、美しい仕上がりを目指せますね。ヒアルロン酸注入治療以外には、どんな治療がありますか?
光井先生:ダウンタイムが許容できるなら自分の脂肪を使ってボリュームを補う「脂肪注入治療」、根本的な改善を目指すなら骨へのアプローチを行う「骨切り」といった外科手術の選択肢もあります。※2,※3
フェイスラインのもたつきにお悩みの場合は、「糸リフト」や「ハイフ(高密度焦点式超音波)」「高周波治療」などのたるみを引き締めるアプローチもあります。(1),(8)~(10)ただし、ハイフや高周波治療は主に引き締めが目的で、ボリュームを足す治療とは少し役割が異なります。※2,※3
仲さん:奥が深いですね。自分にとってどんな治療が必要なのか、相談した上で考える必要がありますね。
※2:国内承認薬または機器が存在しない治療を含む可能性がありますが、それらを推奨するものではありません
※3:併用治療の有効性・安全性、またどれくらい期間を空けるか等は検証されておりません
光井先生と仲さんのお話を聞いて、美容医療に興味を持った方もいるのでは。しかし、都市部を中心に美容医療を受けられるクリニックは増えており、選び方に悩むこともあるでしょう。そこで、光井先生にクリニック選びのポイントを伺いました。※4
※4:監修医師の臨床経験に基づく
光井先生:信頼できるクリニックを見つけるために、いくつかチェックしてほしいポイントがあります。
光井先生:同じ製材や機器を使っていても、仕上がりは医師の技術や美的センスによって大きく変わります。そこで重要になるのが症例写真です。症例写真を見て、自分が「キレイだな」「こういう顔になりたいな」と思える仕上がりかどうかを確認しましょう。特に、自分と骨格が近い人の症例写真はとても参考になります。
光井先生:美容医療では、保険診療では行わない技術が必要なことが多々あります。中でもヒアルロン酸注入治療は、かなり専門的な技術です。(1)ヒアルロン酸注入治療を希望される場合は、医師としての経験年数だけでなく、その医師がどれくらい美容医療、特に注入治療に携わってきたかを見るとよいでしょう。
光井先生:できれば3~4カ所のクリニックでカウンセリングを受け、比較することをおすすめします。その場で即決せず、一度持ち帰って冷静に考える時間も大切です。カウンセリングでは、治療のよい面だけでなくリスクまできちんと説明してくれるか、こちらの予算や希望に合わせて優先順位を提案してくれるかなど、医師の姿勢をしっかり見極めましょう。
仲さん:先生のおっしゃるポイントを押さえておけば、美的感覚が合って、技術力も高い医師を見つけられそうですね。ちなみに、カウンセリングの際、緊張して自分のいいたいことをうまく伝えるのが難しい場合もありそうだなと思うのですが、どのように伝えるとよいか、アドバイスをいただけますか。
光井先生:カウンセリングでは、現在気になっている部分、たとえば「ほうれい線」や「クマ」などをそのままストレートに伝えていただきたいです。すると医師は、お悩みのある一部分だけを見るのではなく、顔全体のバランスを見て、治療のアプローチを提案します。実は、ご自身が「ここが足りない」と思っている箇所と、医師から見てアプローチすべき箇所が異なるケースは意外に多いんです。(1)
仲さん:なるほど、まずは悩んでいることをしっかり伝えるのが大切ということですね。
光井先生:はい、お悩みをしっかりと把握できると、有効な治療法を提案しやすいです。さまざまな選択肢をご覧になっていただいた上で、どの方法をとるのがよいか、一緒に考えていきましょう。
顔にメリハリを出したいと思っても、「自分の場合はどこをどうすればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
その場合、まずは専門家である医師のカウンセリングを受けてみるのも、選択肢の一つとして有効です。自分の顔立ちの特性や、悩みの根本的な原因を理解することで、解決に必要なことがわかってくるでしょう。
美容医療はハードルが高いと感じるかもしれませんが、メイクの延長線上にある、日々の手間を少しラクにするための方法と捉えることもできます。理想の「メリハリ顔」を手に入れる第一歩として、まずは足してみてはいかがでしょうか。
参考文献
(1) 古山 登隆: 解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法: メディカルレビュー社. 2020
(2) 森川 和則: 映像情報メディア学会誌: 69(11): 842-847. 2015
(3) 今泉明子: 成功する顔しない顔人生を劇的に好転させる究極の美顔術: サンライズパブリッシング. 2022
(4) Yan Dong, Yimin Zhao, Bo Wang,et al: Journal of Oral and Maxillofacial Surgery. 69(4): 1195-1206. 2011
(5) 竹井 賢二郎: 美容皮膚医学BEAUTY, 6(2): 4-9. 2023
(6) 久保 隆之: Bella Pelle. 4(4): 29ー37. 2019
(7) 古山 登隆: 美容皮膚医学 BEAUTY. 4(11): p6-18. 2021
(8) 倉片 優: 美容皮膚医学BEAUTY. 6(3): 12-20. 2023
(9) 市田 正成: 美容皮膚医学BEAUTY. 3(1): 86-92. 2020
(10) 塚原 孝浩: 美容皮膚医学BEAUTY. 6(3): 90-97. 2023
撮影協力
撮影場所:多目的スペース – spoon café
モデル:SAKI
久留米大学 医学部 医学科 卒業。久留米大学関連病院にて勤務後、湘南美容クリニックに入職。2024年、湘南美容皮フ科 福岡天神院 院長就任。
「美容医療において大切なことは、美容によって心が明るくなり、その先の人生をHAPPYに過ごしていただくこと」を念頭に、一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングや施術を提供している。
アラガン社ボトックスビスタ施注資格/アラガン社ジュビダームビスタ施注資格/コスメコンシェルジュ
湘南美容皮フ科 福岡天神院
住所:福岡県福岡市中央区大名1丁目14番45号 Qiz TENJIN 4階
ヘア&メイクアップアーティスト。全国に店舗を展開するヘアセット・メイク&ネイル専門店「アトリエはるか」にて、日々さまざまなお客さまのメイクやヘアセットを手掛ける。
ヘアセット・メイク&ネイル専門店「アトリエはるか」
https://www.haruka.co.jp