眉を持ち上げたり、眼を見開いたりする際、おでこに横じわが現れます。このしわは、前頭筋と呼ばれるおでこの筋肉が繰り返し動くことで刻まれます。(1),(3)
上まぶたが下がり、ものが見えにくくなる眼瞼下垂(がんけんかすい)や、まぶたの皮膚がたるんだ結果、おでこの筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとして、しわが刻まれる人も少なくありません。(1)
怒ったり、機嫌が悪かったりするように見られるため、治療を希望する人が多い表情じわです。眉頭の皮膚を顔の中心に引き寄せるために使われる皺眉筋(しゅうびきん)や、鼻の付け根にある眉間の皮膚を下に引っ張る⿐根筋(びこんきん)が関係しています。(2)
笑ったり目を閉じたりしたとき、目尻に広がるしわのこと。眼輪筋(がんりんきん)という表情筋が主な原因となっており、上下に広がるタイプや下まぶたを中心に広がるタイプ、上まぶたを中心に広がるタイプなどに分かれます。(4)
眉間の下から鼻の上部にかけて生じる斜めじわは、ウサギの耳のように見えることからバニーラインとも呼ばれます。目と鼻を活発に動かして表情をつくる人にできやすく、皺眉筋、鼻根筋、鼻筋(びきん)、眼輪筋などが関係しています。(3)
目尻から頬に沿ってできる、カーテンのような表情じわのこと。大頬骨筋と笑筋が関係しており、笑ったときなどに目立ちやすいしわです。左右差が生じやすいという傾向もあります。(3)
下あごの中央にできる、梅干しのような形状の表情じわ。下口唇を持ち上げて突き出すときに使われるオトガイ筋によってつくられます。下あごが後退していてかみ合わせが良くない場合などに目立ちやすいといわれています。(1)