――マスクをしているときは若く見えたのに、マスクを外したら…。

マスク生活がすっかり日常となり、「メイクが楽になった」といった嬉しい声が聞こえる一方で、マスクを外したときの「ギャップ」にも注目が集まっています。

マスクをしているときは若々しく可愛らしい印象なのに、食事などの際にマスクを外したら、「あれ!?思ったより年上!?」なんて思われたくないですよね。最近は、こういった現象を“ギャップ萌え”ならぬ“ギャップ萎え”なんてよぶことも!

マスクの下で起こるエイジングの変化について、今泉スキンクリニックの院長 今泉 明子 先生にうかがいました。

監修・取材協力:今泉 明子 先生(医療法人青泉会 今泉スキンクリニック 院長)

コロナ禍で、写真が老けて見える人が急増!

2020年にアラガン・ジャパン社が行った「コロナ禍でのお顔の悩みに関する調査」によると、コロナ禍では約5割(48%)の人が「写真が老けて見える」と感じていることが判明。

※1:コロナ禍でのお顔の悩みに関する調査(詳細は記事末尾で紹介)

次いで約3割(34%)の人が「疲れて見える」と感じていることもわかりました。また、これらの原因は、「フェイスラインのたるみ・崩れ」や「ほうれい線」にあると感じている人が多いようです。

また、2013年に同社が行った「しわに関する調査」では、他人の顔で「老けた」と感じるところ、1位「たるみ」、2位「しわ」という結果がでており、他人の顔を見るときも、「たるみ」と「しわ」が老け見えのポイントであることが明らかになっています。

※2:しわに関する調査(詳細は記事末尾で紹介)

マスクの下で、顔が老化している?

では、マスクの下ではいったい何が起きているのでしょうか。

実は、フェイスラインのたるみやほうれい線の原因は、顔の奥にある「骨や皮下脂肪の減少」。加齢とともに皮下脂肪のボリュームや骨が減ってしまい、皮膚が垂れ下がることで、フェイスラインのたるみやほうれい線が発生します。(1),(2)

ほうれい線は、表情のクセによってできる「表情じわ」と誤解されている方もいますが、正しくはたるみによってできる「たるみじわ」の一種です。

さらに、コロナ禍でマスクをつけている時間が長くなり、マスクをしていないときに比べて、顔の筋肉や表情筋の活動量が落ち、衰えたため、以前は筋肉でカバーできていたフェイスラインのたるみや、ほうれい線がより気になるという方が増えていると考えられます。

※監修医師の臨床経験に基づく

しわやたるみの原因についてもっと詳しく知りたい方はこちら

しわに効く美容液や、表情筋トレーニングの落とし穴

フェイスラインのたるみや、ほうれい線などのたるみじわが気になり始めたとき、まず思いつく対策は、しわ改善美容液かもしれません。

しかし、しわ改善美容液などのスキンケア化粧品で対処できるのは「乾燥による小じわを目立たなくする」こと。(3),(4) ほうれい線のようなたるみじわは改善が難しいとされています。

また、表情筋トレーニングも筋肉を鍛えるためには効果的かもしれませんが、たるみの本来の原因である減ってしまった骨や皮下脂肪を取り戻すことは難しいのです。

エビデンスに基づいた美容医療とは?

高級な美容液をいくら使ってもフェイスラインのたるみやほうれい線が改善しない。そんな方は、美容クリニックで相談してみてもよいかもしれません。

美容クリニックで提供される「美容医療」とは、科学的な根拠に基づいた美容ケア。専門的な知識を持った医師が、顔の状態を診たうえで、一人ひとりにあった治療を提供してくれます。最近は、美容法の一つとして美容医療を活用される方も増えてきています。

なかでも、フェイスラインのたるみやほうれい線には、「ヒアルロン酸注入治療」という選択肢があります。加齢によりボリュームが減少した箇所にヒアルロン酸を注入することにより、フェイスラインを美しく整えたり、たるみじわを目立ちにくくすることができるでしょう。(5)

ヒアルロン酸は、もともと体内に存在している物質(5) なので、皮膚とのなじみがよく、美容医療が初めてという方でも、敷居の低い治療の一つといえます。

※監修医師の臨床経験に基づく

ヒアルロン酸注入治療についてもっと知りたい方はこちら

まとめ

フェイスラインのたるみやほうれい線といったエイジングサインが原因となって起きるかもしれない、マスクを外したときの“ギャップ萎え”。

日々のスキンケアや表情筋トレーニングでは悩みがなかなか解決しないという方は、美容医療を活用することもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


※1:アラガン・ジャパン株式会社調べ
調査目的:コロナ禍でのお顔の悩みに関する調査
調査対象:LINEヘルスケア株式会社が運営している「美容ラボ@LINE ヘルスケア」アカウント上の9,043人
調査地域:全国
調査方法:LINEヘルスケア株式会社が運営しているLINE公式アカウント「美容ラボ@LINE ヘルスケア」上でアンケート調査を実施
調査期間:2020年9月25日~2021年4月30日
注)本調査レポートの百分率表示は小数点以下で四捨五入の丸め計算を行なっております。
利益相反:アラガン・ジャパンにて調査企画・調査票を作成し、LINEヘルスケア株式会社に調査を依頼。LINEヘルスケア株式会社がアカウント登録者に調査し、回収。

※2:株式会社クロス・マーケティング調べ
調査目的:しわに関する調査
調査対象:全国の30~50代女性。各世代100名、計300名
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2013年8月15日(木)~8月20日(火)
利益相反:アラガン・ジャパンにて調査企画し、株式会社クロス・マーケティングに調査を依頼。株式会社クロス・マーケティングが調査票を作成し、オンラインパネル登録者に調査、回収。

参考文献
(1) 関谷 秀一: 美容皮膚医学beauty. 46(6): 8-11. 2023
(2) 黄 聖琥: Bella Pelle. 2(4): 18-23. 2017
(3) 日本化粧品工業連合会化粧品等の適正広告ガイドライン2020年版
(4) 濱田 和人: 美容皮膚医学beauty. 15(3): 59-68. 2020
(5) 古山 登隆: 解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法: メディカルレビュー社. 2020

JP-AGNA-230434

監修・取材協力

今泉スキンクリニック 院長 今泉明子先生

医療法人青泉会 今泉スキンクリニック 院長
今泉 明子 先生

聖マリアンナ医科大学卒業後、同大学院 にてアトピー性皮膚炎に対する抗アレルギー薬の効果について研究し、博士号取得。その後、日本赤十字医療センター 皮膚科にて勤務。2003年、最先端の美容医療を学ぶため渡米。再生医療の研究で有名なニューヨーク ワイル・コーネル医科大学(皮膚科)にてDr.Granstein教授に師事し、米国大手化粧品メーカーとの共同研究に携わる。2007年、米国から帰国後、東京ミッドタウン皮膚科形成外科クリニックNoage(ノアージュ)の院長に就任。『ヒアルロン酸注射』『ボツリヌス注射』などの注入治療をはじめ、レーザー治療、育毛治療などさまざまな治療における幅広い対応力から、政財界・芸能界の多くの著名人からの信頼を集める。

医療法人青泉会 今泉スキンクリニック

住所:東京都港区六本木7-18-8 第III大栄ビル6F

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