顔の印象は、各パーツのトータルバランスで決まります。そのため目や鼻だけでなく口元や唇も、顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。
近年、口元はマスクで隠されてしまうことも多く、注目が薄れがちでしたが、ここ最近、再び注目が集まっているようです。
ここでは最新の唇のトレンドや年齢による変化に触れながら、美しい唇になるためケアとそのポイントを紹介します。
監修・取材協力:堀内 祐紀 先生 (秋葉原スキンクリニック 院長)
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顔の印象は、各パーツのトータルバランスで決まります。そのため目や鼻だけでなく口元や唇も、顔の印象を大きく左右する重要なパーツです。
近年、口元はマスクで隠されてしまうことも多く、注目が薄れがちでしたが、ここ最近、再び注目が集まっているようです。
ここでは最新の唇のトレンドや年齢による変化に触れながら、美しい唇になるためケアとそのポイントを紹介します。
監修・取材協力:堀内 祐紀 先生 (秋葉原スキンクリニック 院長)
マスク生活が一般的になり、口元が隠されたままになることが多くなった昨今。一時期は口紅の売り上げも約5割半減するなど、リップメイクやリップケアへの関心が薄れたこともありましたが、徐々に回復の傾向を見せ、今は再び唇に注目が集まりつつあるようです。
実際に美容皮膚科・外科などには「マスクをとったときにがっかりされたくない」「しばらくマスクで隠しているうちに口元がたるんだ」など、唇や口元に関する悩みの相談が、年齢を問わず増えているのだそう。
また、口元をマスクで隠すことのできる今のうちに、いろいろケアをしておこうと考える人が多いことも、唇や口元に関する相談数の増加につながっているようです。
同じように見えて、実は個々に違う唇の形は、いくつかに分類できます。代表的な6つのタイプを紹介しましょう。
唇はボリュームが大きいほど、セクシーに見えて印象深くなるパーツ。そのため、ついボリュームを強調しがちですが、実は、唇が美しく見える「黄金比」なるものが存在します。
鼻の付け根から上唇のことをさす人中(じんちゅう)~上唇までと下唇~あごの骨の上までの長さが1:1。なおかつ上唇と下唇の厚みが1:2。これが唇の黄金比といわれています。
しかし、これは日本人を含むアジア人には当てはらないこともあります。アジア人の場合は欧米人に比べて唇が薄めのことが多く、上下の唇の厚みが約半々、1:1のほうが美しい場合もあります。
最近では「ロシアンリップ」とよばれる、ボリュームもシェイプも強調した、人形のようなグラマラスなリップスタイルが世界のトレンドになっています。しかし、日本人がこのロシアンリップを取り入れて、うまくいくかというと、それは個人差が大きいかもしれません。
唇単独のパーツでトレンドを追ったり、スタイルを考えたりすると、口元だけが悪目立ちしてしまう可能性もあります。唇を美しくしたいときは、顔全体のバランスに応じて、どのスタイルが似合うのか考えることが大切です。
また、似合う唇の形は好みの服装や年齢などによっても変化します。若いときはボリュームたっぷりのぷるぷるの唇が似合っていても、年齢を重ねて口元がやせてきたときに同じ形が似合うとは限らないもの。唇のスタイルチェンジをする場合は、そうしたことも踏まえて、長い目で考えるのがよいでしょう。
マスク生活が長引いたり、人と接する機会が減ったりしているここ数年、そうした影響もあり、口元が老けたことに悩む人は増えているそうです。唇が老けて見える要因は、大きく以下の3つに分けられます。
最近では若い人でもこうした悩みを持つことがあります。唇は目元のように「メイクで盛る」ことが難しいパーツのため、ケアがとても重要になってきます。
いつまでも美しい口元をキープするためには、どんなケアが必要なのでしょうか?ここでは、3つのケアを紹介します。
セルフケアを行いながら、ヒアルロン酸注入治療などの美容医療の力を借りれば、唇の形を整えたり、ボリュームを出したりなど、自分の理想の唇を形づくるだけでなく、加齢によって変化した自分の唇を、数年前の唇のように整えることも可能です。今の悩みに合わせて、ぜひ最適なケア方法を見つけてみましょう。
最近ではマスクに隠されがちですが、唇は言葉を伝えたり、笑顔などで感情を表したりする大切なパーツです。大切なパーツを美しくキープしたり、理想の形に近づけたりするためにはセルフケアに加えて、美容医療を選択肢のひとつとして取り入れるのもよいでしょう。
マスク生活はまだ続くかもしれませんが、唇への関心は高まっています。
自分の唇や口元に悩みを感じたら、まずは医師に相談してみるのもよいでしょう。いくつかのクリニックにカウンセリングに行き、信頼できる、自分に合った医師を探して、相談してみてはいかがでしょうか。
■出典
「インテージ 知る Gallery」2020年12月15日公開記事
東京女子医科大学医学部卒業。東京女子医科大学皮膚科学教室入局後、都内皮膚科・美容クリニック勤務を経て、2007年秋葉原スキンクリニック開設。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本脱毛医学会理事。日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会・日本レーザー医学会・日本抗加齢医学会・日本香粧品学会 所属。Allergan Medical Institute Japan Faculty。一般社団法美容皮膚エキスパート協会代表理事、Aesthetic Medical Academy理事。保険治療だけでなく美容治療を各種取り揃え、さらに肌を良くしたい!という気持ちを叶えるために、エビデンスのしっかりとした治療を、自信を持って届ける。
秋葉原スキンクリニック
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